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かしおり都々逸第42弾は「ひなげしの花」(昭和47年)です。
「みだはき」いただきましょう。
「おかのうえ」
丘に来たなら 野の花占い 嬉しい結果 縁ありと 桃栗
「ひなげし」
久しぶりねと 和む笑顔で 元気をしめす 親しげに 粕一坊
「のはなで」
望んだ恋は 遥か彼方に 涙こらえて 出る吐息 桃栗
「うらなうの」
裏山登り 長々思案 浮かれた私 のぼせすぎ 粕一坊
「あのひと」
あなた都会へ 逃れて行くの 鄙びた田舎 飛び出して 桃栗
「のこころ」
のどかな景色 恋人といる 漕いで進んで 櫓を上げる 何木偶坊
「きようもひとり」
清い花咲く 美しい丘 戻らぬ彼を 一人待つ 桃栗
「くるこない」
来る絶対来る 木漏れ日のなか 涙見せずに いい聞かす 粕一坊
「かえらな」
彼と私は 縁ある二人 来世前世と 長い糸 桃栗
「いかえる」
いい便り待つ 必ず帰ると 遠距離つらく 類を見ず 何木偶坊
「あのひとは」
あの丘で見た ひなげしの花 永久の夢かと 離れてく 鳶子
「いないのよ」
田舎懐かし 今も心に 野の花似合う 良い娘 桃栗
「とおいまちに」
遠く離れて いつ帰るのか 待ち続けるの 忍の字で 桃栗
「いったの」
祈るばかりの 辛い現実 ただただ彼方を 望むだけ 鈍八
「あいのおもいは」
愛する人が 残した恋の 思い出だけで 春が過ぎ 桃栗
「むねにあ」
無視ができずに 熱に浮かされ 憎たらしいほど 愛してる 粕一坊
「ふれそうよ」
振られたショック 恋愛の罠 喪失感に 淀む日々 鈍八
「あいのなみだは」
相乗りバイク 波乗りサーフィン 大事な思い出 はや昔 粕一坊
「きょうも」
君と二人で 夜空を眺め 歌った頃には 戻れない 桃栗
「こぼれそうよ」
こぼれた涙 そっと拭って うつむく顔を 横に向け 鈍八
「てをはなれ」
手を振るホーム 春の別れに 名残雪降り 列車出る 桃栗
「ひなげし」
秘密の場所で 涙あふれる 元気なくした 白い花 粕一坊
「のはなは」
野に散った 儚い花は 嘆くことなく 春を待つ 桃栗
「かぜのなか」
彼は約束 絶対守る のん気に信じ 泣かされて 桃栗
「さみしげ」
去るもの追わぬ 見上げた根性 しかし本音は 解せぬのよ 鈍八
「にまうの」
西日照らされ 待ちくたびれて うつむきしおれた 野の花よ 桃栗
「どこへいくの」
どうにもならぬ 恋の行方に 平気なふりして 苦悩する 桃栗
「あいしてる」
畦道歩き 急いで帰る 静かな村に 照る夕日 桃栗
「あいして」
あなたがそばに 居ない淋しさ 沁みる心で 手紙書く 桃栗
「ないあなた」
ないないづくし 愛も失う 泣くに泣けない たそがれどき 粕一坊
「さよならをこ」
寂しい私 夜な夜な見るの 羅を手にしては 声詰まる 鳶子
「のむねにのこし」
野に咲く花を 胸にいだいて 残る虚しさ 知らん顔 粕一坊
「まちにでかけた」
待ちわびたって 煮え切らぬ人 電話何度も かけたけど 桃栗
「あいのお」
甘い思いが 色づくたびに のろけのぼせた 丘の上 粕一坊
「もいはむねに」
もう一度会う いつかきっとと 弾ける思い 胸に秘め 何木偶坊
「あふれそうよ」
あなた誰にも フレンドリーで 総じて評判 良い方で 桃栗
「あいのな」
熱い夏の日 一緒に二人 飲んだカルピス なつかしく 桃栗
「みだはき」
緑の草原 黙って歩く 話弾まず 気もそぞろ 桃栗
おつぎは「ようもこ」でつなげてみらしゃんせ。
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